四万十川中流域の四万十町十和地域の新たなファストフードとして、「道の駅四万十とおわ」で今年3月に発売した、『四万十川とカリーパン』がいま熱い!
発売から間もなくの2年振りに賑わったGWでは、1日500~600個が連日売り切れる程の人気を博し、それ以上にパン屋がないこの地域住民の心を掴んだ待望のご当地パン。
でも、なぜ四万十川にカレーパンなのか?気になるそのあたりも調査しつつ、発売からすでに10個以上は食べている四万十ドラマスタッフ佐竹が、開発までの想いと今後の展開についてお話を伺いました。
四万十の新たな名物「四万十川とカリーパン」
『道の駅四万十とおわ』がリニューアルオープンして僅か4か月後の2021年7月頃、ファストフードの新メニュー企画が持ち上がった。施設内の「とおわのアイス屋さん」はその名の通り、アイスクリームがメインのため夏は強いが冬は弱い。
しかも、山の中のこの地域にはそもそもパン屋さんがないため、“パンに飢えている”地域住民に喜んでもらいたいという目論見でもありました。
新商品『四万十川とカリーパン』は、2022年3月26日に発売。アイス屋さんの券売機にて、発券したチケットをカウンターで商品と交換します。
商品はいずれも税込みで、単品300円、2個600円、3個900円、5個1500円で販売しているのに加え、なんと7月1日から自宅で揚げて食べられる「おうちでカリーパン」5個1380円も新登場!
冷めても美味しいカレーパン
表面はカリっと中はふんわり、そしてゴロゴロと豚肉の食感も楽しい四万十ポーク100%のこだわりカレーパン。ほんのりスパイシー程度なので、お子様や辛い物が苦手な人でも美味しくいただけます。
製造は専門店にお任せして、道の駅では仕上げに油で揚げて提供するスタイル。発売まで6回ほど試作を繰り返し、“冷めても美味しいカレーパン”の開発に成功しました。
(実はこっそり試作品を食べさせてもらっていた佐竹は、冷めても美味しいカレーパンに仕上がった事を我が事のように勝手に喜んだものです。)
道の駅四万十とおわ 中野駅長
『やっぱり忘れちゃいけないのが、道の駅はドライバーさんが立ち寄るくつろぎの場所という点ですね。ワンハンドで気軽に食べられて満足する味はもちろん、遠方からはるばる四万十に来てくれたお客様が持ち帰った際に、ご自宅でも変わらぬ味を楽しんでもらいたいです。』
なぜカレーパンなのか
山の中の四万十町十和地域では、川魚や山菜など地味な食材が多く、商品開発となるとどうしてもパンチにかける。食堂メニューならそこを全面的に売りにしたいけれど、ファストフードなら多少はガツンとくるメニューがウケるため、インパクト・食感・味などで特徴が欲しいものです。
そこで、町内のデュロックファームから四万十町産の「四万十ポーク」を仕入れ、メイン食材を四万十ポークに絞り込み、ブームに比較的左右されない安定した人気を誇るカレーパンに着目。まずは幅広い年齢層でも楽しめる辛さ控えめで、国籍を超えても愉しめるような万人受けする“間違いない味”に仕上がったのです。
冬向けのファストフード開発がきっかけだったそうですが、真夏はドリンクセットでコーラやジンジャーエールと味わうのもオススメ。汗をかきながら食べたらさらにウマいんです!
また、地方の道の駅で共に楽しんでもらいたいのが、やはり自然豊かな景色。この地域の誇りでもある「四万十川」を眺めながら食べて欲しいという気持ちを込めて、『四万十川とカリーパン』と名付けられました。
新バージョンも構想中
足元の資源を大切に取り組む道の駅としては、やはり次の展開が気になる所です。今後は四万十ポーク以外にも、野菜など他の資源も材料に加えるほか、辛さを強めたバージョンも構想中なんだとか。ますます道の駅四万十とおわから目が離せません。
道の駅四万十とおわ
\2022年7月1日で㊗創業15周年/
〒786-0535 高知県高岡郡四万十町十和川口62−9
営業時間:8:30-17:00
問合せ先:0880-28-5421
HP:http://toowashimanto.jp/