四万十から全国へ「しまんと地栗工場」㊗1周年

Writer 佐竹

栗や芋などの地域資源をできるだけ原料に使用し、素材を活かしたお菓子づくりを行う「しまんと地栗工場」が、2022年5月15日で完成から丸1周年を迎えました。

この1年の歩みと共に、今後の目標や私たちの想いをご報告いたします。

しまんと地栗工場

(梅原真デザイナーが手がけた工場は、山の中で一際存在感を放ちます。)

地域商社を名乗る私たち(株)四万十ドラマは、“四万十川に負担をかけないものづくり”をコンセプトに、環境に配慮した地元発着型の産業づくりを目指しながら、地域の素材を活かしたお菓子作りも行っています。

(工場で製造する「地栗モンブラン」「ジグリキントン」「いも焼き菓子ひがしやま。」)

元々は直営店の「shimantoおちゃくりcafé」内で製造していたものの、全国のお客様に支えられ製造量を年々伸ばし手狭になったことから、規模拡大の新たな挑戦として新工場「しまんと地栗工場」の建設となりました。

(2021年春までは、この小さなカフェに併設する工場でフル製造。)

↓ 完成した当初の記事はコチラ

1周年を迎えて

(2022年4月撮影 創業28年目の株式会社四万十ドラマのスタッフ)

予てより規模拡大の構想があったもののコロナ禍で先行きが見えなくなり、一時は建設も危ぶまれましたが、全国の皆様からの応援が後押しとなり、昨年やっと完成した「しまんと地栗工場」には思いもひとしお。

私たちの作る商品には、四万十の背景や物語、考え方などの想いが詰まっています。それをもっと広く発信できるよう、「焼きモンブラン」「ジグリフレンズ」など、この一年で新たな商品も生まれました。

(常温で食べられる「焼きモンブラン」と3産地の栗を使った「ジグリフレンズモンブラン」)

地域産業を支える拠点に

(四万十川と山に囲まれた暮らし、ここには大切なモノがたくさんあります。

製造力を4~5倍にあげた新工場の「しまんと地栗工場」が、新たな雇用の創出とともに、一次産業に付加価値をつける地域の拠点となることを目指しています。

また、こだわりのお菓子の製造と併行して、地域の企業や生産者と連携しながらこの地の産業存続にも力を入れ「しまんと流域農業organicプロジェクト」と題した、後世に繋げる一次産業の基盤づくりにも力をいれています。

(地域の貴重な資源となった「しまんと地栗」や「人参芋」の産業にも力をいれます)

皆さまへご挨拶

産業も人も次世代へバトンタッチ!代表の畦地履正(右)と経営企画室長の畦地剛司(左)

株式会社四万十ドラマ 経営企画室 室長 畦地剛司

構想から完成まで約3年間をかけ待望の新工場が完成しました。これもまた日頃よりご支援いただいている地域の皆様やお客様、全国の仲間のおかげです。改めてお礼申し上げます。この工場は僕の中ではスタートラインに立った気持ちです。新しく自分たちで作り上げていき、自分たちの考え方や思いをこの工場と積み上げていき、自分たちの軸である考え方をもち続け“地”=あしもとを大事にしていきます。僕の目標は今いるスタッフはもちろんですが、地域の方や自分の子供、スタッフの子供たちが働きたいと思える会社にしていくことです。四万十ドラマはこの四万十という地域と地域の皆様があっての会社です。この地域といっしょに歩んでいくために在り続ける会社として、四万十という恩恵を受けながらこの四万十を全国、世界に発信できるように一歩ずつ成長していきたいと思います。 社名にもあるように、スタッフ一同これからも色々な四万十のドラマを作り続けたいと思いますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

さいごに

しまんと地栗工場で製造している「しまんと地栗モンブラン」が、日本ギフト大賞2022高知賞 (2022年5月10日発表) に選ばれました!

(日本ギフト大賞2022高知賞に輝いた「しまんと地栗モンブラン」)

栗を主役にした濃厚なしまんと地栗モンブランは、《SHIMANTOZIGURIストア》から全国発送しております。