農林水産省及び内閣官房が、全国の農山漁村で取組みを展開する個人及び事業者の中から、活性化の優良事例として選定・表彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」アワード。
その第9回選定会にて、応募総数616例のうち37地区が選定され、さらにそこから「優秀賞」として四万十ドラマが見事選ばれました!
受賞の喜びに加え、総理官邸での交流会の模様など、名誉ある賞の裏側もお届けします。
㊗ディスカバー農山漁村の宝「優秀賞」
この度、地域商社「四万十ドラマ」は、2022年11月7日に総理大臣官邸で開催された第9回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会において、グランプリに次ぐ「優秀賞」に選ばれました。
私達四万十ドラマは、「四万十川に負担をかけないものづくり」をコンセプトに、1994年に創業した地域商社です。清流「四万十川」中流域の十和地区を拠点とし、地域資源を活かした商品開発や、生産者・地元事業者と連携しながら四万十のヒト・モノ・コトを発信しています。
自社工場「しまんと地栗工場」では、地元ブランド“しまんと地栗”をふんだんに使った「しまんと地栗モンブラン」や、希少な食材“人参芋”を使ったスイートポテト風の「いも焼き菓子ひがしやま。」などを製造。
新宿伊勢丹などの有名百貨店でのスイーツ販売と並行し、自社通販サイト「SHIMANTO ZIGURIストア」では、お茶や鮎など多数の地場産品も全国に発送しています。
■「ディスカバー農山漁村の宝」アワード
「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定する、農林水産省及び内閣官房主催の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」アワードです。
高知新聞掲載(2022年11月16日)
朝日新聞掲載(2022年12月10日)
総理官邸で行われた交流会
2022年12月某日、総理大臣官邸において「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第9回選定)の選定証授与式及び交流会が行われ、弊社の代表取締役畦地も会場へ招待されました。
11月の受賞発表から一月余り、セキュリティの関係上、もちろん開催日はシークレットまま当日を迎えます。授賞式当日の朝、他の受賞者の皆さんと乗り合わせたバス内は緊張感に包まれ、官邸に入る前の注意事項の説明に約40分とドキドキがとまりません。
やっと会場に入れたかと思ったら、1時間に及ぶ入念なリハーサルを経て、とうとう授賞式・交流会が始まりました。授賞式と記念撮影が滞りなく行われ、ついに岸田総理が順番に事業者テーブルを巡回する、取組みヒアリングを行う瞬間がやってきました。
いよいよここで、受賞の御礼と商品紹介ができると意気込んだ弊社代表でしたが、なんと与えられた時間はたったの30秒。
過疎化、担い手不足、物流のことなど、この際だから言っておこうと決めていたあらゆる地域の課題が頭をめぐったけれど泣く泣く断念...
そして、いよいよ順番が回ってきたとき、口からでた言葉はいたって普通。
「四万十で地域商社をやっています。一次産業から三次産業に至る六次化産業の仕事をしています。」
もっと印象に残ることを言えば良かった!と反省しつつ、近年産地化に力を入れている「人参芋」を原料にした「いも焼き菓子ひがしやま。」を総理にご紹介。
早朝6時過ぎに集合して、授賞式が終わったのは午前11時過ぎ。岸田総理と直接お話しできたのは一瞬でしたが、またとない貴重な体験ができ、受賞者同士の交流にも繋がりました。この賞に恥じぬようこれからの地域産業振興に精進して参ります。
交流会の様子は首相官邸HP「総理の一日」をご覧ください。