【後半】47橋47様 四万十川にかかる沈下橋を少しだけご紹介!ブラタモリで紹介されていた所も行ってきました!

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後半戦です!後半戦は、四万十町大正地区の沈下橋を中心にレポート!

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さあ、後半戦スタートです!

よく沈下します(笑)上岡(かみおか)沈下橋

赤ちゃんは寝るのが仕事、とか、子供は遊ぶのが仕事、とか、よく言いますよね。
沈下橋は沈むのも仕事なんです!

台風でなくても大雨が降ったとき、私の周りの沈下橋で一番に沈下するのが、この上岡沈下橋。
本当によく沈むので、川向こうに住む人たちは「沈下橋が沈みそうやけん、大橋渡ってきた(笑)」とよく言います。

沈下橋があることで時間や距離を短縮することができるので、普段からいろんな方が使う沈下橋なのですが、みなさん「これくらいの雨なら、まだ顔出しちゅうろう(まだ顔を出しているだろう)」というような淡い期待は持ちません。
もし顔を出していても、「顔出しちょったか」とほほ笑むくらいでしょう。

上岡沈下橋(高知県高岡郡四万十町上岡)

中学生が自転車で通学しています!上宮(じょうぐう)沈下橋

どの沈下橋も中学生が通学しているのでは…?

いやいや。実は、小・中学校ともに統廃合が進み、学校までスクールバスがないと通学できなかったり、自転車で通学できる範囲には沈下橋がなかったり。意外と中学生が自転車での通学に使っている沈下橋は少ないのです。

そして何より!沈下橋を自転車で渡る恐怖・・・!
私が中学生だったころ、何度か上宮沈下橋を自転車で渡ったことがあるのですが、怖いのなんの。
それまでそよ風しか吹いていなかったのに、沈下橋に差し掛かると、いきなりびゅーっと風が吹いてきたり、不安定な自転車(普通の道路ではちゃんと乗れますよ?(笑))でここから落ちたら…という恐怖がちらちらと顔をのぞかせる中、渡ったことを覚えています。沈下橋を自転車で渡ることに慣れていないという部分も大きく作用し、「怖かった」しか覚えていません。
それ以来、沈下橋を自転車で渡るときは、押して渡っていました(笑)

なので、自転車に乗って沈下橋を渡っている中学生を見ると「見てるこっちが怖いのに、よく渡れるねぇ」と思います。

そういう恐怖を植え付けるのは、欄干がないという不安感もありますが、私の中で一番大きかったのは、川の中に見える岩。

大きくて、とがっていて、
ここから落ちたらあの岩にぶつかって、絶対大怪我する
という先入観を植え付けられてしまいます。

上宮沈下橋は上流域にある沈下橋。川の中ほどでも大きい岩がごろごろといます。

背の低い沈下橋から大きな岩を見ると、飛び込もうなんて思いは消え去ります(笑)

上宮沈下橋(高知県高岡郡四万十町上宮)

ほとんど私の昔話ですみませんm(_ _)m

おまけ

NHK「ブラタモリ」四万十川特集で話題になった四万十川をご紹介!!」でちらっと書きました「轟崎(とどろざき)」という地域ですが、今回撮影に行ってきましたので、いくつか写真をお届けします!

道の駅四万十大正」から1㎞ほど十和方面へ向かったところに、国道から川に降りれる階段がありましたので、降りてみました。

国道から見たときは、こんな感じ。

ごつごつしてんなぁ~と思いながら、いざ下へ!!

さあさあ、着きました!
思った以上の大きい岩がたくさんあり、川に近づくには進み方をちょっと考えないと行けないくらいでした。

足元の岩はこんな感じ。

なめらか…ではないですが、コンクリートっぽいなという印象です。つるつるでもないですが、素手で岩肌を撫でても痛くありません!

もう少し進むと対岸に大きい岩が!

と思っていたら、こっちにも!

圧倒されっぱなしでした。

「うわー。すごいなぁー」とずっと言っていた気がします(笑)

あ、ここに降りるには国道からのびる階段を使ったのですが、手すりは錆びていました。若干外側(川側)に倒れていて、つかんだ方が怖い感じでした。
さらに、

この手すり、途中から曲がっているんです!!!!
おそらく、川の水が増水した時に川の力に負けて、曲がってしまったんだと思います。

この階段、左側(山側)には流されてきた植物がたくさんたまっていて、踏むとパキパキっと折れるんですが、階段を踏み外しそうで怖いので、手すりの近くを進むしかなく、しかも途中からはその手すりもなくなるので、細心の注意を払って降りなければなりません。

 

さて、前半・後半合わせて7つの沈下橋を紹介してきました。
ここだけではなく、ほとんどの川や沈下橋に行く道が険しかったり、細かったりするので、時間には余裕を持って、安全面に気をつけてお越しください。
また、沈下橋は地元住民が生活のために使用している橋であり、観光のために作られた橋ではございません。ですので、沈下橋の上で写真を撮る場合や渡る場合は周囲にも十分お気をつけください。

今回紹介した沈下橋以外にも、一番河口に近い佐田(さだ)沈下橋、西土佐の長生(ながおい)沈下橋、半家(はげ)沈下橋や昭和10年に作られて、現役バリバリの一斗俵(いっとひょう)沈下橋などなど。

それぞれに魅力がありますので、是非行ってみてくださいね!