【めっちゃいい子…!】どんな1年だった? 四万十ドラマ新入社員が振りかえる 入社一年目中平幸代

Writer 神尾

3月30日に出勤していると、27日まではまだつぼみがあった桜が、土日で一気に満開に。桜は花見日和ですが、お天気はそうもいかず…この際、ひとり花見をしようかと計画中のハナです(笑)

そんな春は、1年の節目。1年間の振り返りをしたり、来年度の目標を立てたりする季節。
四万十ドラマ最年少スタッフと一緒に1年間を振り返りました!

インタビューしたのはこの人!

中平幸代さん
(さっちゃん)

四万十ドラマ加工部に所属。製造担当。出身も地元四万十町。2019年四万十高校を卒業し、四万十ドラマに入社。
おちゃくりcaféで提供しているイートインのスイーツや、お土産商品の製造をしている。

休みの日は、家の手伝いをするか、高知市内の友達と遊ぶか。

資格を取ってみようかなと思っている所。
資格は、調理系か、生花のフラワーアレンジメントがやってみたいそう。
特に好きなこととか、趣味がないのが悩みだとか。

そんなさっちゃんにいろいろ質問してきました!

―神尾 まず、四万十ドラマを知ったのはいつ?
―中平 中学3年生の時です。一つ上のお姉ちゃんが道の駅(当時は道の駅四万十とおわの指定管理を行っていました)にバイトに入ったことで知りました。その1年後、私が四万十高校に入学することになって、「それなら一緒にバイトしようや」とお姉ちゃんから誘われて、おちゃくりcaféでバイトするようになりました。
3年間ずっとバイトしていたんですけど、お姉ちゃんが働いていた「とおわ市場」のレジでバーコードをピッてしているのを見て、ちょっとやってみたかったです(笑)

―神尾 高校時代の時のおちゃくりcaféでのバイトは、接客よね?その時の加工部の印象はどうやった?
―中平 基本的にcaféのホールにいることが多かったんですが、ホールで提供する紅茶は加工部で作っていて、その紅茶を取りに行くときは加工部の中に入っていまして。その時は加工部の中がすごく静かで、ぶっちゃけ、ちょっと入りにくいなぁと思いました(笑)なので、その印象が強かったです。

―神尾 なるほど。その「静かな加工場」に配属されたとき、どう思った?
―中平 求人に応募したので、特に何も思わなかったです。私は加工部で働くがやと思っていたので。

―神尾 あ、そっか。高校生の就職は会社からの求人に応募するがや。
そもそもになるんやけど、さっちゃんは何で四万十ドラマに就職したの?
―中平 高校卒業するときに、進学も考えたけど、就職を選びました。県内の企業に見学に行ったんですけど、収入の面は四万十ドラマとあまり変わらなくて、でも一人暮らしをしないといけないので、必要なお金が多くて、お母さんからも「十和で就職した方が良いがやない?」って言われて、こっちで就職することを選びました。

―神尾 地元で就職するって言うても、農協とか、役場とかもあるやん?なんで四万十ドラマを選んだの?
―中平 農協はお母さんに勧められてて、考えたんですけど、私すごい人見知りなんですよ。

―神尾 ほんまに?!すごいしゃべってくれゆうけど…
―中平 いや、慣れたら大丈夫なんです(笑)
部署の異動とかあるじゃないですか。で、異動した先で一から人間関係築かないかんのが、きついなぁと思って。一番はやっていけるかっていう不安とか怖いなっていうのが大きかったですし、事務系の仕事よりは、動きよる方がいいなと。

―神尾 なるほど。それで四万十ドラマを選んだと。
―中平 はい。知った人ばかりなので、人間関係できてますし(笑)

―神尾 入社&社会人1年目やったけど、この1年振りかえってみて、どうやった?
―中平 めっちゃ早かったです。あと半年ある感じ(笑)

―神尾 倍速で駆け抜けた感じや(笑)その1年の中で、一番しんどかったなとか、辛かったなって思ったことはある?
―中平 ひがしやまの製造の時ですかね。ひがしやまの製造の時は、いつもより始業が早くて、一番早かったときは5時出勤でした。その分早く帰れるので大丈夫ですが、朝早いと辛いです。夏ならまだ大丈夫なんですけど、冬は真っ暗やし、寒いし、辛いんです(笑)
製造に入ったら、ひがしやまのペーストの水分を炊いて飛ばすんですけど、水分を飛ばした後、釜からボウルに移す時がすごく熱くて、それも大変でしたね(笑)
あと、ひがしやまに限らないんですが、オーブンで焼いている時もしんどいです。オーブンが3段になっていて、一番上は背伸びしないと届かなくて。私、身長が150㎝なので、あと5㎝あったら良かったんですけど(笑)

―神尾 そっか…あれ、栗まんを焼くときに使うオーブンも物は違うけど、高かったよね?
―中平 はい。眠たい時とかは危険ですね(笑)

―神尾 自分の身長に合わせれんのはしんどいというか、危険よね(笑)逆にさ、楽しいことはあった?
―中平 楽しかったこと…加工部でモンブランとかの製造をしているときに、みんなで話ながらする作業とか、他の人の話を聞くのが楽しかったです。仕事のことも、仕事じゃないことも色々聞けて。

―神尾 この1年間、加工部に入ってて、出来るようになったことって、どんなことがある?
―中平 大体は製造できるようになりました。ひがしやまとか、ジグリキントンとかは一通り。

―神尾 大体!?まじか!すごいね!分量とか、手順も覚えてしまったってこと?
―中平 大体は。最近作ってない商品を作るときの分量とか手順は、レシピというか、手順書があるので、特に細かい分量とかは手順書を見てやってます。

―神尾 いや、それでも、すごいね!さっちゃんおったら、スイーツは作れるがや!
―中平 あ、モンクリ(モンブラン用クリーム。栗ペーストや生クリームなどを合わせて作ります)と、地栗まんはまだです(笑)

―神尾 あ、そうなが?地栗まんは担当の人がおるけん、分かるけど、モンクリはそんなに難しいがや?
―中平 なんか、合わせる量が絶妙で、まだできないですね。

―神尾 モンクリって、いろんなところで使うけん、簡単に作れるものやと思いよったけど、意外と難しいがやね。
今年はほとんど加工部やったけど、来年以降でやってみたいこととか、行ってみたい所とかはある?
―中平 caféでの販売だけじゃなくて、営業の人がやっている出張おちゃくりcaféとか、外での販売がやってみたいです。どんな感じながかなって気になります。

―神尾 ふんふん。なるほど。最後の質問!めっちゃべたやけど、今後の目標は何ですか?
―中平 今後の目標…仕事と関係なくてもいいですか?
―神尾 かまんよ!
―中平 仕事と関係なくて良いなら、お母さんみたいな人になりたいです。私が朝早くても、自分が休みの日やっても、起きて朝ごはんとお弁当を作ってくれるんです。仕事してても、いろんな地域の人に声かけてもらってて。そんな人になりたいです。
仕事関係なら、先輩に聞かなくても、スイーツとかケーキとかいろいろなものをちゃんと作れるようになりたいです。まずはモンクリから(笑)

…めっちゃいい子!!!!(分かってたけど!)

そんなさっちゃん。他スタッフからみたさっちゃんの印象も聞いてみました!

〇おとなしくて、優しくて、しっかりしてて、真面目
〇ほんわかとした落ち着きのある明るさを持っているから、人に好かれやすい子
〇物静かやけど、芯があって、物怖じしないで、結構はっきり言う
〇自分を持っている、芯のある目をしている

普段、加工部に行く機会がないので、さっちゃんとはたまに会えるくらいでした。繁忙期の秋、用事があり、加工部に行くと、休憩室で元気のないさっちゃんが。「なんかあった?大丈夫?」と声をかけると「疲れました」と一言。その時は、朝5時出勤とか、大変な作業があるとか、どんな仕事をしているのかわからなかったので、「無理せられんで」としか言えませんでした。その辛さを経験していない私に「そうやね」なんて言う資格はありませんが、毎日毎日おいしいスイーツを懸命に作っているさっちゃんに、加工部のみなさんに感謝です。

これから、ときどきスタッフ紹介もしていきたいなぁと思っていますので、お楽しみに!

桜舞う四万十の春と一緒にお届けしました~!