幡多神楽の夜公演「夜神楽」を観覧してきました!

四万十体験

8月24日(土)に開催された、幡多神楽の夜公演「夜神楽」を観覧しました。
会場の雰囲気や星神社、幡多神楽についてご紹介いたします!

星神社とは?

まずは会場である「星神社」についてご紹介します。
会場である星神社、高知県ではいくつかあるようですが、全国的には珍しい神社と言われています。調べてみると高知県の星神社の多いこと…!ぱっと数えて26社ほど検索でヒットしました!
十川の神社しか知らなかったので、他にもあるなんてびっくり!各星神社を巡っても楽しそうですね…。

十川の星神社は、古事記で最初に現れ万物創造の根源となった三神「造化三神」が祀られており、「北斗七星・北極星」を神様とする妙見信仰の神社です。ここでは実際に降りてきた星(隕石)を祀っている神社で、 数ある星神社の中でも大変珍しいそうです!
大きなご利益があると言われていますので、お越しの際は参拝されてみてはいかがでしょうか?

幡多神楽とは?

江戸時代末期、神職であった平野清記(ひらのせいき)によって津野山郷より伝授されました。以前は大神楽とも呼ばれ、神職たちの手によって五穀豊穣や氏子繁栄の祈り、新築の祝い事に舞われていました。
近年、幡多神楽保存会を発足し神楽の伝承に努め、昭和55年には土佐神楽の一つとして国の重要無形文化財の指定を受けています。全18演目あり、その全てを演じると約6時間をこえるとのこと…!
私が小さい頃からお祭りなどで見てはいましたが、改めてすごい神楽がここ十和にあることに驚きを隠せません!

大人も子供も楽しめる 幡多神楽

日中降り続いていた雨も、夕方になるにつれて小ぶりになり、神楽が始まる頃には止んでいました。少し肌寒いくらいの気温でしたが、境内は清々しい空気に満ちています。観覧の方も少しずつ増えていき、立ち見もちらほら…。去年よりも観覧の方は多いように感じました。

神楽殿からの明かりの他には街灯はなく、神社からのお囃子のみが聞こえてきます。
激しく、そしてユーモラスに舞う姿に目が離せません!
この日披露されたのは8演目。ひとつひとつの演目ごとに演目名と簡単な内容のアナウンスがあり、初めてご覧になる方にも分かりやすい内容となっております。
今回写真も撮りましたが、持ってくるレンズの選択を間違えました…。
見づらいかもしれませんが、いくつか紹介します!

「弊舞」(へいまい)
幡多神楽の演目の中で基本とされる舞。
金山彦の舞(かなやまひこのまい)
山探しの舞とも呼ばれる。
金山彦の神が宝物を探して旅に出る。そしてやっと見つけた宝物の剣を手にして、喜びいさむ舞。
長刀の舞(なぎなたのまい)
長刀を持ち、腕や腰などのまわりを自由自在に操りながら舞う。

観覧後は心なしか、身が清められたような清々しい気分になりました。子供の頃はあまり理解出来ないまま見ていましたが、大人になって演目の物語などが理解できるようになり、より楽しく観覧することができました!大人から子供まで楽しむことができる幡多神楽、まだご覧になられていない方、来年はぜひいらしてください!

来年こそはきちんと写真に残すべく、もっとカメラ技術を磨こうと思うシバチカでした。