十和の魅力を考える「協働の川」
昨年から動き出し、今年本格的に始動した「協働の川」事業。
地元十川中学校の生徒・先生とともに、様々な課題に取り組んでいます!
中学校を卒業すると、ほとんどの生徒が地域外に移り、そのまま帰ってこないという現状があります。
それは、地域にいても働く場所がない、できることがないと思っているからだと思います。
十和の魅力を十分に知ってもらいたい。
協働の川はこんな大人たちの思いが詰まったプロジェクトです。
昨年、中学生が何を知りたいのかをリサーチ。その情報をもとに、大人たちが考えたプログラム。
中学生は5つのグループに分かれて、自分たちが調べたいテーマに沿って複数回のワークショップと夏休みの宿題を重ねていきます。
テーマは栗、川遊び、四万十川、花とび、のぼりんの5つ。
花とびとは、十和地域周辺で秋祭りの時に披露される踊りです。地域によって、花とりと呼ぶ地域もあります。
のぼりんとは、十川中学校生徒会のキャラクターとして生まれたものです。現在では商品開発され、キーホルダーやT-シャツなどの商品を中学生が販売しています。
今回レポートするのは“四万十川”チーム!
このブログ内でよく出てくるこの川が四万十川。
そして、かかっている橋が沈下橋。
この四万十川、全長何㎞あるか、なぜ「最後の清流」と言われているのか、どんな支流があるのかご存じですか?
沈下橋は長い間かかっていますが、修繕にどれくらい費用がかかるか、ご存じですか?
中学生がこういった疑問に答えを見つけ、四万十川の検定を作ろう!としているのが、「四万十川」チームです。
リバーマスターに聞いてきました!
7月11日にリバーマスターの岡田さんにお時間をいただき、中学生がヒアリングしました。
梅雨ど真ん中でしたが、この時は雨が降らず、ラッキーでした!
四万十川チームをサポートするのは、スタッフシバチカ!
生徒と一緒にのお話を伺ってきました。
生徒は、緊張しており、なかなか質問ができませんでしたが、事前に聞いていた質問内容を中心にお話を伺いました。
その中で、生徒に対して四万十川対策室の中井さんより四万十川下流域の支流の一つ「後川(うしろがわ)」の由来を知っているか?と聞かれました。
全員が分からず、この答えは宿題となりました。
このように、四万十川の上流・中流・下流で様相が異なることを改めて考えさせられました。
多くの人に四万十川という川の全容を知ってもらえるような検定ができたらいいなと思いました。
〈シバチカより〉
私自身、沈下橋や川についての知識があまりありませんでしたので、今回、驚きがたくさんありました。
今回のお話を含め、新たな疑問も生まれ、子供から大人まで楽しく四万十川について学べる「四万十川検定(仮)」を作れるよう、このプログラムを進めていきます。
夏休み本番、今年はいつもより宿題が多いので、生徒の皆さんは大変だと思いますが、ヒアリング等、がんばってください!
久しく川で遊べておらず、川のにおいを感じるとちょっとテンションが上がるハナでした!